看護師になることを夢見ている子どもは、いつの時代も一定数いるものです。看護師というと優しくて穏やか、白衣の天使という言葉もあるように非常に女性らしいイメージがあると思います。実際看護師の多くは女性なので、ナース服もスカートのようなものを思い浮かべる人も多いと思います。今看護師をしている人も、子どものころから看護師になりたいと思っていた人が多いようです。親戚や家族が入院している病院をおとずれたときに優しくしてもらったり、看護師の仕事を身近に見ている間にあこがれたという人もいます。母親が看護師だったり家族に医療従事者がいると、さらに看護師を目指すという人も多いようです。
このように、看護師は子どもに夢を与える職業ですが、実際の仕事内容はとてもハードなものです。人の命にかかわる仕事なので現場は緊張感に包まれているし、入院病棟では夜勤もあるので日勤とともにこなすと生活リズムが不規則になり、それが原因で体調を崩してしまう人もいます。映画やドラマで観るような和気あいあいとした雰囲気かどうかもその職場によって違うようです。看護師の離職理由としては労働環境の悪さや結婚、出産をきっかけにということが多いですが、やはり中には労働内容がハードだからとして辞めてしまう人もいます。優しくて穏やかなというイメージだけでは続かない仕事であるので、精神的にも肉体的にもタフであることが求められます。そうした現状を、これから看護師になりたいという人は無視してはいけないと思います。